Cursor チュートリアル 0 - なぜ GitHub Copilot を置き換えるのか？

Cursor と GitHub Copilot の機能比較。多くの開発者が GitHub Copilot から Cursor に移行しています。なぜ Cursor がこれほど人気なのでしょうか？多くの Cursor 推奨者は、GitHub Copilot と比較した Cursor の利点を明確に説明していません。本質的に、Cursor の主な強みは2つの重要な領域にあります。

著者: 鳥飛魚躍 | 原文リンク

GitHub Copilot から Cursor に移行する開発者が増えていますが、なぜ Cursor がこれほど魅力的なのでしょうか？AI 支援コーディングにおいて、本当に重要な機能とは何でしょうか？多くの Cursor 推奨者は、Cursor が GitHub Copilot よりも優れている理由を明確に説明していません。

本質的に、Cursor の主な利点は以下の2点です：

1. コード修正能力
2. コンテキスト参照能力

コード修正：Cursor の核心的な強み

記事を書いているところを想像してみてください。「挿入」は新しい内容を最後に追加することですが、「修正」は既存の部分を調整し改善することです。プログラミングでも同じことが言えます：

• 「コードの挿入」はプログラムの最後に新しい機能を追加するようなものです
• 「コードの修正」は既存のコードを最適化または修正することを含みます

これら2つの操作は、全く異なるコーディング体験をもたらします。修正能力があれば、プログラミングアシスタントが常に待機していて、新しい内容を追加するだけでなく、コードを素早く調整し洗練させるのを手伝ってくれるようなものです。

この核心的な利点は、Cursor をより強力にするだけでなく、全体的なコーディング体験をよりスムーズで効率的なものにします。

GitHub Copilot の限界

GitHub Copilot は主にコードの挿入に焦点を当てており、コンテキストに基づいています。これは役立ちますが、その機能は新しいコードを追加することに限られています。

GitHub Copilot の公式例では：

JavaScript ファイルに関数ヘッダーを入力する必要があります：

function calculateDaysBetweenDates(begin, end) {

そして GitHub Copilot が自動的に関数の残りの部分を提案します。この操作は単にコードスニペットを追加するだけで、既存のコードを修正するものではありません。

Cursor の包括的な編集能力

対照的に、Cursor は新しいコードを挿入できるだけでなく、既存のコードを直接修正することもできます。

この能力は以下のような側面で明らかです：

1. 複数行の編集：Cursor は現在のコンテキストに基づいて、複数行のコードの修正を提案できます。あなたがすべきことは Tab キーを押して、Cursor に変更を加えさせることだけです。

   

   このスムーズな体験は、本当に誰かがあなたと一緒にコーディングしているような感覚です。

2. インライン編集：Ctrl/Cmd K ショートカットを使用すると、編集したいコードブロックを選択し、プロンプトバーに修正指示を入力できます。Cursor はあなたの指示に基づいて、選択されたコードをインテリジェントに修正します。

   

   Cursor の修正が期待通りであれば、単に Accept をクリックするだけです。この対話方法は、多くの人が Cursor を非常に使いやすいと感じる理由です。（主に GitHub Copilot が修正をサポートしていないため、この体験を提供できません）

3. インテリジェントな予測：Cursor は次のコーディング意図をインテリジェントに予測し、関連する提案を提供できます。

   

   この例では、'updates' 変数名を 'updatesToServer' に変更すると、Cursor は下の 'updates' 変数も 'updatesToServer' に更新すべきだと予測します。

   つまり、一箇所でコードを修正した後、Cursor は他の場所でも変更を同期させることを自動的に提案し、 あなたは単に Tab キーを繰り返し押すだけで変更を適用でき、非常に満足感があります。

4. Composer 機能：まだベータ版ですが、Cursor の Composer 機能はすでに複数のファイルを同時に編集・生成する能力を示しており、複雑なプロジェクトで特に有用です。

これらの包括的な編集能力により、Cursor はユーザー体験の面で GitHub Copilot をはるかに上回り、開発者に真の「飛躍」の感覚を与えます！

コンテキスト参照能力：より直感的、より強力

AI 支援コーディングにおいて、コンテキスト情報を正確に理解し活用することは極めて重要です。Cursor はこの分野で優れており、より直感的で強力なコンテキスト参照能力を提供します。

Cursor の @ シンボル参照

Cursor の AI 入力ボックス（Cmd K、Cmd L、または Terminal Cmd K など）では、@ シンボルを入力するだけで、参照可能なコンテキスト情報を表示する提案リストが表示されます。このリストは入力に基づいて自動的にフィルタリングされ、最も関連性の高い提案のみを表示します。

利用可能なコンテキストオプションは明確で簡潔であり、ユーザーは各オプションがどのようなコンテキスト情報を表しているかを即座に理解できます。これらのオプションは、日々の開発で必要とされるほぼすべてのコンテキスト情報をカバーしています。

@Codebase オプションは、グローバルコード検索機能さえ提供します。Cursor はプロジェクトコードを事前にインデックス化し、関連するインデックス情報をローカルに保存します（一方、Copilot は GitHub の API を使用してリモート検索に依存しています）。

GitHub Copilot の複雑な参照方法

比較すると、GitHub Copilot は Chat participants と Chat variables の2種類のコンテキスト参照を提供し、それぞれ @ と # シンボルを使用します。この設計は複雑さを増すだけでなく、直感的で明確な命名規則も欠いています。

Cursor と比較すると、GitHub Copilot が提供できるコンテキスト選択の範囲も比較的限られており、Cursor が提供する包括的なカバレッジを達成できません。

Chat participants:

Chat variables:

注目すべきは、GitHub Copilot が今年初めに複数ファイルのコンテキスト参照を導入したばかりだということです。GitHub の変更ログから、彼らがこの面でまだ Cursor から学び、借用すべき点が多いことは明らかです。

結論

強力なコード修正能力と直感的なコンテキスト参照機能を通じて、Cursor は GitHub Copilot と比較して、開発者により効率的でインテリジェントな AI コーディングアシスタントを提供します。コーディング効率と品質を真に向上させるツールをお探しなら、Cursor を試してみてください。これまでにない「飛躍」の感覚を体験できるかもしれません！

Cursor や GitHub Copilot を使用したことはありますか？あなたの経験や考えを共有してください！